2023/07/25(Tue)
猛暑の中、和泉市で
畑作業をしていた。
通常炎天下の11:00〜16:00は、
作業はしないよ、と
おじさんに教えて貰った。
どおりでTくんが
痩せていくんだな。
#ズッキーニは大きいのに
#Tくんの顔は小さくなる
#今年も葡萄収穫やります
お店からのお知らせ
〈 TOPIC 01 〉
8月の新月ワインボランティア…!?
8月18日(金)
第3回葡萄収穫&醸造ボランティア🍇in 和泉市上田ファーム
◎土佐堀店10:00集合◎現地集合も大歓迎 🚗いずみふれあい農の里📍大阪府和泉市仏並町2043https://www.nounosato.com/access.php
毎年多くの皆さまに
ご参加頂いている、
葡萄収穫&醸造ボランティア🍇
3年目を迎える今年も
やりまーーーーす!!
🉐ワインプレゼント🉐
ご参加いただいた皆さまには
出来上がった
2023ハニーシードレス
スパークリングワイン
プレゼント🍾🎁
今年は白ワインを諦めて、
ハニーシードレスの
「皮」を使った
「何か」を考え中です🎶
乞うご期待!!!!
参加費もちろん無料!!!!
ご参加・お問い合わせは
メッセージでお気軽に😊
「ワインの軌跡」
今から3年前、
わたしのお店の電話が
鳴り止まないことがあった。
大繁盛店。
いやいや、その逆である。
朝から晩まで
キャンセルの電話が相次いだ。
わたしのお店は、
ご予約のお客様が多いので、
殆どのご予約が
キャンセルとなった。
途方に暮れた。
お酒に溺れた。
イタリア人クリスと
将棋をして負けた。
不貞腐れた。
もう一度挑んだ。
まったっ!!と叫んだ!
クリスは良いよと言った。
Tくんはガリガリしながら
ニヤニヤしてた。
今より少し大きな顔の時である。
そしてふと思いついた。
「あ、そうか。畑しよう。
無農薬のお野菜を育てよう!」
そして道具もなくスタートした
畑作業も、今では
ご来店くださる
お客様のお料理に
ご提供出来るようになった。
おかげさまである。
和泉市の畑作業の途中、
葡萄畑があった。
シャインマスカットのように
皮を食べれないことで、
人気も生産も少ない
ハニーシードレスという品種。
そこで休んでいたおじさんが
ぽつりと言った。
「今年は出荷出来へん。
お盆の長雨に
やられてしもうたわ…」
見ると、立派に育った葡萄。
綺麗なライムグリーンの間に
傷んだ茶色が混じっている。
どうやら出荷直前に、
連続して続いた雨によって
傷んでしまった。
次の瞬間、
お金も無いのに言っていた。
「この畑の葡萄、全部買うわ」
それが「SHIN」ワインを
作り始めたきっかけ。
だから食用葡萄。
散々断られた醸造所。
みるみる悪くなる葡萄たち。
八方塞がり。
だけど唯一つくってくれる
ワイナリーがあった。
果肉の部分は
スパークリングワインに、
食べれないと不人気の理由である
皮の部分から
白ワインができた。
あとは皆さまが
ご存知の通りである。
知らないよ、
という方はぜひ収穫・醸造の
お手伝いにきてください。
後日、出来上がったワインを
お一人様一本ずつ
プレゼントさせて頂きます。
そして今年、
このハニシードレスという
素晴らしい香りをもつ品種の
「皮」の部分は、
白ワインではなく
新たな挑戦をしようと
思っている。
食べるのが面倒だと、
我々人間が食べなくなった野菜や
果物がたくさんある。
育てるのが大変だと、
大量に農薬を撒き散らし、
蜜蜂もいなくなった畑がある。
だけど皮が食べれなかったから、
生まれる希望がある。
その皮に新しい未来がある。
わたしは思う。
これは野菜や果物の話ではなく、
我々人間にも
言えるのではないかな。
あなたが気にしている欠点や
苦手なこと。
実は未来への希望や夢に
変わるんじゃないかな。
Tくんのガリガリはやがて、
誰かを救い、
その小顔は葡萄の粒のよう。
ひょっとしたら
皮とタネだけかもしれない。
そんな気がしてる。
あいしてる
上田慎一郎