
SHINICHIROU BLOG~月はみていた~Vol.51「正論は人を深く傷付ける」
大阪・中之島、予約の取りずらい隠れ家レストラン、
創作料理とワインのお店 上田慎一郎。
シェフ上田慎一郎が綴る、
「たべるおもいで」を通して日々の出来事を見つめるBLOG。
日々の生活にスパイスを。
豊かな食生活を共に!
▼毎週更新予定!見逃し回はマガジンで🎶
2025/07/02 (Wed)
お店からのお知らせです📣👨🍳
\あと 3日❗️❗️/
🎸ーーーーーーーーー
2025 07.05
上田慎一郎 土佐堀本店
10周年
ANNIVERSARY LIVE
ーーーーーーーーー🎤
たくさんのご予約
ありがとうございます🙇♂️
⚠️2次会のご参加について
【 明日 7/3(木)午前中 】
に締め切りとさせて
いただきますので、
ご参加ご希望の方は
LINEにご連絡くださいませ🙇♂️
※すでにご予約いただいている
皆様は返信不要です
👇2次会について
ーーーーーーーーーー
会場:
ラフアンドゲットファット
https://maps.app.goo.gl/csiu12tWNyrqhv7X7
・17:00~19:30
・料理🍝& 飲み放題付き🍻
・5000円
ーーーーーーーーーー
👇LIVE&2次会詳細
https://note.com/uedashinichirou/n/n28062d5e35fb
まだ少しお席ございます❗️
LIVEのご予約も
お待ちしております😊
👇ご予約
以下フォームご記入の上
メッセージくださいませ🎶
(部分コピペ🙆♂️)
~・~・~・~・~
お名前:
連絡先:
LIVE参加人数:
二次会参加人数:
備考欄:
~・~・~・~・~
ご予約いただいている皆様へ
ーーーーーーーーーーーー💌
当日、受付が混雑する
可能性がございますので、
事前に下記の項目をご確認
いただければ幸いです🙇♂️
👇👇👇
✅複数名ご予約のご確認
遅れてくる方が
いらっしゃる場合は
【 代表者様のお名前 】を
受付にお伝えください🙇♂️
※お連れ様のお名前を
頂いている場合は
どちらでも構いません
✅お支払いについて
【 現金のみ(5000円) 】の
とさせていただきます🙇♂️
✅チケットについて
当日お渡しするチケットに
ラザニアとワンドリンクの
【 引換券 】がついてます。
切り離してカウンターに
ご提出ください。
残りの半券は後日、
上田慎一郎のどちらかの店舗で
ワンドリンクチケットとして
ご利用いただけますので、
捨てずにご利用下さいませ👨🍳
ご協力よろしく
お願いいたします🙇♂️

SHINICHIROU BLOG
~月はみていた~Vol.51
「正論は人を深く傷付ける」
早朝に、携帯がなる。
入院中のお袋から。
まだまだ寝れる時間だが、
何かあったかもしれないという、
焦りと、心配を胸に電話に出る。
(もうお茶がないねん。ゴホゴホ。
買ってきて欲しい。ゴホゴホ)
(看護師さんに頼んだか?)
(ゆうたけど、買ってきてくれへん。
ゴホゴホ、だから買ってきてゴホゴホ)
ほとんど徹夜明けと、
10周年の準備が佳境に入り、
身体は疲れ果てている。
多分お茶もまだあるだろう。
だけど、わたしに会いたいのだろう。
すぐに、
アダプタラテとオーツミルクで
お袋の好きなコーヒー牛乳をつくり、
オーヨド(OYODO)さんの神源水を瓶に入れて
自転車で病院へ。
面会時間じゃないから、
出来るだけ誰にも会わず病室へ行く。
途中、
回収されている残ったままの病院食を見た。
食べれない人が多いのだろう…
それにしても、もったいない…
ベッドに着くと、
お袋はありがとうと言った。
(ご飯食べれてるか?)
と聞くと、
(全然食べてない。身体が受けつけへん)
という。
案の定、
お茶はまだ残っていたが、
つくったタンポポ茶と、麦茶を冷蔵庫に入れる。
お袋のストローボトルを洗い、新しいお茶を入れる。
テーブルを拭く。
いつもなら、色々話しをして、
腫れた足を撫でて帰るのだけど、
今日は少し、疲れていた。
勝手に言葉が出た。
(ここへ来る前に、
廃棄されるご飯を見た。
すごい量の廃棄ご飯や。
お袋もな、
食べへんかったら、もう死ぬやろう。
食べられへんかったら、看護師さんに、
今日の夜は要りません、とか言わなあかんわ。
我々人間は、
食べ物という命を頂いてるんやで、
お肉もお魚も殺されて、
お米や野菜は、種から蒔いて、
どれくらい手間と時間かかってつくってるか、
わかるか?
たくさんの人が、食べ物をつくり、
それを運んで、調理してくれて、
ようやく目の前の食事になるんやで。
それを、
身体が受けつけへん、
味が薄いから、いらんねん。
ゆうて、
一口も食べへんと残す。
それをなんとも思わへん。
そんな大人ばっかりやったら
未来子供達に、
ホンマの食事を残されへんねん。
ましてや、
俺の仕事は飲食店や。
食べ物で生活させて貰ってるし、
家賃も払って、お給料も渡せる。
愛ある食べ物に、俺は感謝しかない。
それが、
お袋ら世代になったら、
食べ物捨ててもなんも思わへん。
食べたないから、 美味しないから、全部廃棄や。
挙げ句の果てに、それをなんとも思わへん。
そんなもん、神さまのバチが当たるわ)
ベッドから動けない母に、
わたしは声こそ小さいが、
そんなことを言った。
本当は食べたくても、
食べれない母に、
長々と説教した。
お袋は小さい声で、
「ごめん」と言った。
わたしは居た堪れなくなって、
今日は帰るわと、病室を後にした。
元気ではないが、
後何度母と、
話すことが出来るのだろうか…
そんなことを思いながら
エレベーターを降りる。
ふと先日、
12歳の娘が、LINEで、
パパ見てくださいと、
送ってくれた動画があった。
わたしは自転車に跨って、
娘の動画をイヤホンで聴いた。
機械的な声が聞こえてきた。
(人が1番傷付く言葉を知ってますか?)
(それは自分が、自覚している欠点を、言われた時です)
(誰だって一つや二つ、
自分を傷付けている言葉がある。
それは自分に向けたナイフと同じ。
それを言われた時、
そのナイフは深く深く突き刺さり、
その人は傷付くのです)
娘のSOS…
わたしは、
お袋と娘に、
心の中でごめん…と言った。
成長しなければいけないのは、
他でもなく、
わたし自身だ。
あいしてる
上田慎一郎
皆さんは、どう思いましたか?
良かったら
コメント聞かせてください。
もう、
お袋は10周年パーティには
来れない。
だけど間違いなく、
10年続けて来れたのは、
あなたの協力もありました。
ありがとう。
息子より